2010/04/25

もしドラとITコーディネーターを重ねて観る

岩崎夏海著“もし高校野球部の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら”を読みました。
さすが2009年12月の発売以来、販売部数が38万部を超えるベストセラーという本だけあって、おもしろいと思わせるポイントがたくさんあります。

WEB業界における営業、プランナーと呼ばれる職種の方には“マネジメント”について改めて考えられるいい機会となる本だと思います。
この手の職種で新人の方は、本書でいうところの野球部のマネージャー。次第に、プロジェクトマネージャーつまり“マネジメント”する立場にならなけれなりません。
マーケティングすること、専門家の通訳になること、人の強みを活かしてイノベーションを起こす。とても勉強になります。

専門家にはマネジャーが必要である。..自らのアウトプットが他の者のインプットにならないかぎり、成果はあがらない。....このことを専門家に理解させることがマネジャーの仕事である。
いやあ、まさにその通りですね。
と思いながら続けて読むと、ハっとさせられたのが次の引用文。
...マネジャーは専門家のボスではない。道具、ガイド、マーケティング・エージェントである。逆に専門家は、マネジャーの上司となりうるし、上司とならなければならない。
本当に勉強になります。
“マネジャー”と“専門家”のお互いがうまく機能できる術がこの本には書かれています。

itcの勉強をサボって、ついつい読んでしまった「もしドラ」ですが、ITコーディネーターでいうところの「プロセス&マネジメント」「コミュニケーション」「モニタリング&コントロール」についても改めて考えさせられました。

0 件のコメント:

コメントを投稿