タイトルが気になり、読んでみました。
マーケッターの目線で読んだ「点と線」はおもしろいものでした。
いくつもの点(事実)を結んで、線(戦略)を引く行為がマーケティングそのものように思います。
--佐山とお時とはばらばらな二つの点でした。その点が相寄った状態になっていたのを見て、われわれは間違った線を引いて結んでしまったのです。--
三原紀一(刑事)の場合、間違った線を引いたことに気が付いたことが解決となりますが、マーケティングは間違った線(戦略)を間違いだと認めることは課題の始まりになります。
自分もしくは他人が引いた線を間違いだと指摘し、正す行為は骨が折れます。大抵は既に引いた線に対して進み出しているからです。
間違いだと主張し、代替案を立案し、実行する。なかなかエネルギーが必要で、批判を浴びやすい事柄で、声を上げることが億劫にもなります。
それだけに正確な点(情報)をたくさん収集することが重要です。
確かな点を複数見えるようになると、星空の星座のように線を結ぶことが楽しくなります。
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